騎士団長殺しとやがて哀しき外国語
思わず、ふと笑ってしまうような共感するフレーズがこの2つの本に出てきたので課題の息抜きに綴ります。
・外国に出ることによって、民族的アイデンティティーに目覚める。( 騎士団長殺し 前巻)
・洗いざらしのジーンズとナイキのスニーカー、くたびれたTシャツにバナナリパブリックのジャケットという格好で仕事をしスターバックスのコーヒーを紙コップで飲むことを誇りとするような若い連中 (騎士団長殺し 前巻)
・外国語を話すという作業には多かれ少なかれ 「気の毒といえば気の毒、滑稽といえば滑稽」という部分がある。(そして哀しき外国語)
・店の売り子に「ホワット?」と大声で聞き返されたり、自動車修理工場に行っておっさん相手に汗をかきながら訥々と症状の説明をしたりしていると、ときどき自分が情けなくなってくることがある。通りを歩いている五、六歳のアメリカ人の子供がすらすらと綺麗な英語を話しているのを耳にすると、「子供でもこんなにうまく英語を話すのになあ」と思って愕然としたりする。(そして哀しき外国語)
どうでしょうか。
面白くないですか?
おそらく、海外に長く滞在した事のある人は共感する部分があると思います。